学習 exam-prep

試験対策の学習ループ

資格試験の対策を「要点まとめ → 即時採点の単一 HTML 模擬試験 → 採点結果から間違いの《型》を分析 → 型を逆向きから問う追加問題」のループで回す。集計ではなく、複数の誤答に共通するパターンを言語化することに主眼を置く。依存なしの模試テンプレートつき。

最終更新 MIT ライセンス
目次
  1. 概要
  2. いつ実行するか
  3. 手順
  4. 0. 前提の棚卸し(推測で始めない)
  5. 1. 要点まとめを作る
  6. 2. 即時採点の模擬試験を作る
  7. 3. 結果を貼り戻して「型」を分析する(本体)
  8. 4. 型に的を絞った追加問題を作る
  9. 5. ループを回す
  10. ルール
  11. 出力形式
  12. 参考
Claude がこのスキルを読み込む条件

資格試験・検定の対策を「要点まとめ → 即時採点の単一 HTML 模擬試験 → 採点結果から間違いの《型》を分析 → 型を逆向きから問う追加問題」のループで回す。ユーザーが試験勉強・過去問・模擬試験・問題集の作成・苦手分野の克服・一夜漬けについて話しているときに使う。Use when the user mentions exam prep, certification study, practice questions, mock test, quiz generation, flashcards, or reviewing wrong answers.

SKILL.md の frontmatter にある description です。依頼の内容がここに書かれた状況に当てはまると、Claude が自分でこのスキルを読み込みます。

概要

このスキルの中心は教材を作ることではなく、間違いを分析して次の問題に反映させるループにある。

問題を作って解かせるだけなら、市販の問題集で足りる。AI に頼む価値があるのは、 採点結果を戻したときに、複数の誤答をまたぐ「共通する型」を言語化できることだ。 「トラブルシューティングが弱い」は集計で出せる。 「知識はあるが、対になる 2 つを毎回逆に貼り付けている」は、人が読まないと出てこない。

① 要点まとめ(捨てる判断つき)

② 即時採点の単一 HTML 模擬試験

③ 採点結果を貼り戻す → 間違いの「型」を分析   ← ここが本体

④ その型だけを狙った追加問題(ペアは必ず逆向きから)

   ③へ戻る。型が消えるまで

③④ を回さずに①②で止めると、ただの問題集になる。必ずループさせる。

いつ実行するか

  • 資格試験・検定・語学試験の対策を頼まれたとき
  • 「過去問を解いたので解説してほしい」「模擬試験を作って」と言われたとき
  • 採点結果・間違えた問題の一覧を貼られたとき(→ 手順 3 から入る)

手順

0. 前提の棚卸し(推測で始めない)

  • 試験名 / 実施日 / 残り時間(前日と 1 か月前ではまったく別の戦略になる)
  • 合格ライン(点数か割合か、ドメイン別の足切りがあるか)
  • 出題範囲の区分(ドメイン)と配点比率 ← 後の集計をこの単位で行う
  • 手持ちの教材、これまでに解いた問題と結果
  • 出題形式(択一 / 複数選択 / 記述 / 実技)

残り時間で作るものを変える。

残り作るもの
前日〜数日要点 1 枚(優先順位つき)+ 模試。網羅を捨てる
1〜2 週間ドメインごとの模試 → 型の分析 → 追加問題を 2〜3 周
1 か月以上上記に加え、間違いの型を記録し続ける「弱点ログ」を育てる

1. 要点まとめを作る

assets/cram-sheet.md の型に沿う。ここでの必須要素は 2 つ。

  • 優先順位(=捨てる判断)。「全部大事」と返すまとめは直前期には役に立たない。 配点と頻出度から、やらないものを名指しする。
  • 「この単語が出たらコレ」の逆引き表。設問のキーワードから答えを引く向きの表。 直前に眺めるものとしては、体系的な解説よりこれが強い。

2. 即時採点の模擬試験を作る

assets/quiz-template.html をコピーし、CONFIGQUESTIONS を埋める。

単一 HTML・依存なしで作る。 ブラウザで開くだけで動くこと。 環境構築が要るものは、疲れている時間帯に手が止まる理由になる。

備わっている仕組み(消さない):

  • 選んだ瞬間に正誤と解説が出る(採点ボタンを押させない)
  • 上部バーが正答率を本番スコアに換算し、合格ラインに目印を出す
  • ドメイン別の正答率
  • 間違えた問題だけもう一周
  • ランダム N 問モード
  • 「結果をコピー」ボタン ← ③ に渡す入力。これがループの導線

問題の作り方は references/question-design.md

3. 結果を貼り戻して「型」を分析する(本体)

ユーザーから採点結果を受け取ったら、集計を返さない。 references/mistake-patterns.md の型カタログに当てて、 複数の誤答をまたぐ共通のパターンを 2〜4 個に言語化する。

出力に必ず含めるもの:

  1. 型の名前(例:「知っているが、対の相手と逆に貼り付けている」)
  2. その型に当たる誤答を並べる(1 問だけなら偶然。2 問以上並べて初めて型)
  3. なぜその誤答を選んでしまうのかの推定 ← ここが人には見えない部分
  4. 型ごとの処方(暗記表に回す / 逆向き出題 / 判断の入り口を作る)
  5. 判断の入り口を 1 行で(例:「IP を制限したいと出たら、まずそのサービスが VPC の中にいるかを考える」)

**過去の回の結果も一緒に見る。**同じ型が繰り返し出ているかどうかが最重要の情報。

4. 型に的を絞った追加問題を作る

分析した型ごとに問題を追加し、模試を更新する。原則は 1 つ。

ペアで対比されるものは、必ず両側から出題する。

「A とは?」を何度解いても、B 側から問われたときに答えられるかは測れない。 「知らない」と「知っているが逆」は対策がまったく違い、後者は順方向の復習では絶対に発見できない

追加問題は「今回の外し方に直接対応させる」。何問をどの型に割り当てたかをユーザーに示す。

5. ループを回す

③④ を繰り返し、型が消えるまで続ける。1 周では消えない(下記ルール参照)。 毎回、前回の型が埋まったかを明示的に報告する。

ルール

  • 網羅しない。捨てる判断を必ず出す。 優先順位のない教材は直前期には無価値。
  • 「何を間違えたか」ではなく「なぜ間違えたか」を答える。 集計はツールで出せる。
  • 誤答の選択肢を必ず受け取る。 選ばなかった正解より、選んでしまった誤答のほうが情報量が多い。 結果を貼られたときに自分の回答が無ければ、それを聞く。
  • 1 問では型と呼ばない。 2 問以上に共通して初めて型として提示する。推測は推測と書く。
  • 同じ型は一度では直らない。 指摘した直後の回でまた同じ選択をするのが普通。 解説を読んで納得することと、本番で手が止まることは別。複数回・別の切り口で出し直す。
  • 生成した問題は本番ではない。 正確性を保証しない。模試の点数を合格の保証として語らない。 スコアは「型を見つける道具」として扱い、これをユーザーにも明示する。
  • 自信のない知識には印を付ける。 出典が曖昧なもの、改定が入りうるものは「要確認」と書く。 もっともらしい嘘の問題は、間違った型を刷り込むぶん無いより害になる。
  • 単一ファイル・依存なしで作る。CDN もサーバも要求しない。
  • 学習履歴・成績は個人情報として扱う。成果物に氏名・受験番号・所属を書かない。
  • 試験本番の問題文の複製・持ち出しには関与しない。公開されている出題範囲と一般知識から作る。

出力形式

作業ディレクトリ(既定は exam/)に置く。

exam/
  cram-sheet.md      要点まとめ(優先順位 + 逆引き表)
  quiz.html          模擬試験(単一ファイル・依存なし)
  weak-points.md     間違いの型ログ(3 を回すたびに追記)

weak-points.md は回を追うごとに追記する。フォーマット:

## 第 N 回(YYYY-MM-DD / スコア xxx / 正答率 xx%)

### 型 1: <型の名前>
- 該当した誤答: <問題番号と、選んだ選択肢>
- 出どころの推定: <なぜそう選んだか>
- 処方: <追加した問題の種類と数>

### 前回の型は埋まったか
- 型「...」: 埋まった / まだ出る(→ 再出題 n 問)

各回の終わりに、残っている型の数と**次に何をやるか(1 つだけ)**を伝えて終わる。

参考

インストール

個人用(全プロジェクトで使う)

git clone https://github.com/yuuint/claude-skills.git
cp -r claude-skills/skills/exam-prep ~/.claude/skills/

プロジェクト単位(チームで共有する)

cp -r claude-skills/skills/exam-prep <your-project>/.claude/skills/

同梱ファイル

SKILL.md から参照される参考資料・テンプレート・スクリプトです。ディレクトリごとコピーしてください。