試験対策の学習ループ
資格試験の対策を「要点まとめ → 即時採点の単一 HTML 模擬試験 → 採点結果から間違いの《型》を分析 → 型を逆向きから問う追加問題」のループで回す。集計ではなく、複数の誤答に共通するパターンを言語化することに主眼を置く。依存なしの模試テンプレートつき。
Claude がこのスキルを読み込む条件
資格試験・検定の対策を「要点まとめ → 即時採点の単一 HTML 模擬試験 → 採点結果から間違いの《型》を分析 → 型を逆向きから問う追加問題」のループで回す。ユーザーが試験勉強・過去問・模擬試験・問題集の作成・苦手分野の克服・一夜漬けについて話しているときに使う。Use when the user mentions exam prep, certification study, practice questions, mock test, quiz generation, flashcards, or reviewing wrong answers.
SKILL.md の frontmatter にある description
です。依頼の内容がここに書かれた状況に当てはまると、Claude が自分でこのスキルを読み込みます。
概要
このスキルの中心は教材を作ることではなく、間違いを分析して次の問題に反映させるループにある。
問題を作って解かせるだけなら、市販の問題集で足りる。AI に頼む価値があるのは、 採点結果を戻したときに、複数の誤答をまたぐ「共通する型」を言語化できることだ。 「トラブルシューティングが弱い」は集計で出せる。 「知識はあるが、対になる 2 つを毎回逆に貼り付けている」は、人が読まないと出てこない。
① 要点まとめ(捨てる判断つき)
↓
② 即時採点の単一 HTML 模擬試験
↓
③ 採点結果を貼り戻す → 間違いの「型」を分析 ← ここが本体
↓
④ その型だけを狙った追加問題(ペアは必ず逆向きから)
↓
③へ戻る。型が消えるまで
③④ を回さずに①②で止めると、ただの問題集になる。必ずループさせる。
いつ実行するか
- 資格試験・検定・語学試験の対策を頼まれたとき
- 「過去問を解いたので解説してほしい」「模擬試験を作って」と言われたとき
- 採点結果・間違えた問題の一覧を貼られたとき(→ 手順 3 から入る)
手順
0. 前提の棚卸し(推測で始めない)
- 試験名 / 実施日 / 残り時間(前日と 1 か月前ではまったく別の戦略になる)
- 合格ライン(点数か割合か、ドメイン別の足切りがあるか)
- 出題範囲の区分(ドメイン)と配点比率 ← 後の集計をこの単位で行う
- 手持ちの教材、これまでに解いた問題と結果
- 出題形式(択一 / 複数選択 / 記述 / 実技)
残り時間で作るものを変える。
| 残り | 作るもの |
|---|---|
| 前日〜数日 | 要点 1 枚(優先順位つき)+ 模試。網羅を捨てる |
| 1〜2 週間 | ドメインごとの模試 → 型の分析 → 追加問題を 2〜3 周 |
| 1 か月以上 | 上記に加え、間違いの型を記録し続ける「弱点ログ」を育てる |
1. 要点まとめを作る
assets/cram-sheet.md の型に沿う。ここでの必須要素は 2 つ。
- 優先順位(=捨てる判断)。「全部大事」と返すまとめは直前期には役に立たない。 配点と頻出度から、やらないものを名指しする。
- 「この単語が出たらコレ」の逆引き表。設問のキーワードから答えを引く向きの表。 直前に眺めるものとしては、体系的な解説よりこれが強い。
2. 即時採点の模擬試験を作る
assets/quiz-template.html をコピーし、CONFIG と QUESTIONS を埋める。
単一 HTML・依存なしで作る。 ブラウザで開くだけで動くこと。 環境構築が要るものは、疲れている時間帯に手が止まる理由になる。
備わっている仕組み(消さない):
- 選んだ瞬間に正誤と解説が出る(採点ボタンを押させない)
- 上部バーが正答率を本番スコアに換算し、合格ラインに目印を出す
- ドメイン別の正答率
- 間違えた問題だけもう一周
- ランダム N 問モード
- 「結果をコピー」ボタン ← ③ に渡す入力。これがループの導線
問題の作り方は references/question-design.md。
3. 結果を貼り戻して「型」を分析する(本体)
ユーザーから採点結果を受け取ったら、集計を返さない。 references/mistake-patterns.md の型カタログに当てて、 複数の誤答をまたぐ共通のパターンを 2〜4 個に言語化する。
出力に必ず含めるもの:
- 型の名前(例:「知っているが、対の相手と逆に貼り付けている」)
- その型に当たる誤答を並べる(1 問だけなら偶然。2 問以上並べて初めて型)
- なぜその誤答を選んでしまうのかの推定 ← ここが人には見えない部分
- 型ごとの処方(暗記表に回す / 逆向き出題 / 判断の入り口を作る)
- 判断の入り口を 1 行で(例:「IP を制限したいと出たら、まずそのサービスが VPC の中にいるかを考える」)
**過去の回の結果も一緒に見る。**同じ型が繰り返し出ているかどうかが最重要の情報。
4. 型に的を絞った追加問題を作る
分析した型ごとに問題を追加し、模試を更新する。原則は 1 つ。
ペアで対比されるものは、必ず両側から出題する。
「A とは?」を何度解いても、B 側から問われたときに答えられるかは測れない。 「知らない」と「知っているが逆」は対策がまったく違い、後者は順方向の復習では絶対に発見できない。
追加問題は「今回の外し方に直接対応させる」。何問をどの型に割り当てたかをユーザーに示す。
5. ループを回す
③④ を繰り返し、型が消えるまで続ける。1 周では消えない(下記ルール参照)。 毎回、前回の型が埋まったかを明示的に報告する。
ルール
- 網羅しない。捨てる判断を必ず出す。 優先順位のない教材は直前期には無価値。
- 「何を間違えたか」ではなく「なぜ間違えたか」を答える。 集計はツールで出せる。
- 誤答の選択肢を必ず受け取る。 選ばなかった正解より、選んでしまった誤答のほうが情報量が多い。 結果を貼られたときに自分の回答が無ければ、それを聞く。
- 1 問では型と呼ばない。 2 問以上に共通して初めて型として提示する。推測は推測と書く。
- 同じ型は一度では直らない。 指摘した直後の回でまた同じ選択をするのが普通。 解説を読んで納得することと、本番で手が止まることは別。複数回・別の切り口で出し直す。
- 生成した問題は本番ではない。 正確性を保証しない。模試の点数を合格の保証として語らない。 スコアは「型を見つける道具」として扱い、これをユーザーにも明示する。
- 自信のない知識には印を付ける。 出典が曖昧なもの、改定が入りうるものは「要確認」と書く。 もっともらしい嘘の問題は、間違った型を刷り込むぶん無いより害になる。
- 単一ファイル・依存なしで作る。CDN もサーバも要求しない。
- 学習履歴・成績は個人情報として扱う。成果物に氏名・受験番号・所属を書かない。
- 試験本番の問題文の複製・持ち出しには関与しない。公開されている出題範囲と一般知識から作る。
出力形式
作業ディレクトリ(既定は exam/)に置く。
exam/
cram-sheet.md 要点まとめ(優先順位 + 逆引き表)
quiz.html 模擬試験(単一ファイル・依存なし)
weak-points.md 間違いの型ログ(3 を回すたびに追記)
weak-points.md は回を追うごとに追記する。フォーマット:
## 第 N 回(YYYY-MM-DD / スコア xxx / 正答率 xx%)
### 型 1: <型の名前>
- 該当した誤答: <問題番号と、選んだ選択肢>
- 出どころの推定: <なぜそう選んだか>
- 処方: <追加した問題の種類と数>
### 前回の型は埋まったか
- 型「...」: 埋まった / まだ出る(→ 再出題 n 問)
各回の終わりに、残っている型の数と**次に何をやるか(1 つだけ)**を伝えて終わる。
参考
- assets/quiz-template.html — 即時採点つき模擬試験のテンプレート(そのままコピーして使う)
- assets/cram-sheet.md — 要点まとめのテンプレート
- references/mistake-patterns.md — 間違いの型カタログと、型ごとの処方
- references/question-design.md — 問題と選択肢の作り方、型別の出題テンプレ
インストール
個人用(全プロジェクトで使う)
git clone https://github.com/yuuint/claude-skills.git
cp -r claude-skills/skills/exam-prep ~/.claude/skills/ プロジェクト単位(チームで共有する)
cp -r claude-skills/skills/exam-prep <your-project>/.claude/skills/ 同梱ファイル
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